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名刺

vCardという機械可読な名刺の標準規格があります。この規格には、KEYエレメントとして公開鍵などのURIを格納することができ、OpenPGP公開鍵の指紋を指定するopenpgp4fprスキームが定義されています。openpgp4fpr:に鍵IDを続けて記載します。

vCardをQRコードとして名刺に印刷することで、安全に公開鍵を配布することできます。

注意

本人から直接受けとらなかった鍵IDやQRコードは改竄されている可能性があることに留意が必要です.

shellsession
$ cat <<_END | qrencode -o vcard.png
BEGIN:VCARD
FN:zunda
URL:https://zunda.ninja
EMAIL:zundan@gmail.com
KEY:OPENPGP4FPR:F60960D80B224382CA8D831CB56C20316D6E8279
END:VCARD
_END

上記のコマンドで、下記のようなQRコードが生成されます。

生成されたQRコード

このQRコードをOpenKeychainなどのアプリケーションで読み込むことで、自動的に公開鍵サーバから公開鍵をインポートすることもできます。

QRコードを読み込んだ人が鍵IDを確認できるよう、また、QRコードを読み込むアプリケーションが無くても公開鍵をインポートできるよう、鍵IDはQRコードだけではなく文字としても印刷しておくと良いでしょう。